主に本体機能をレビューした前回。今回は、セットアップ、環境移行の内容を書いていきたいと思います。
その前に、前回書き残したレビューの続きをやっておきます。
レビューのつづき
13インチ(Early 2015)と比較して、少しディスプレイの映り込みが増えたような気がします。アンチグレアの度合いは画質とトレードオフだと思っているので、一概にデメリットとは思っていません。
次は、前回触れられなかった以下について。
ヘッドフォンの出音はまだ確かめていない。追って書きたい。3マイクアレイも試してみたい。ステレオを期待していたりしたけどOS上はモノラル。サウンド周りはモデルチェンジを経ていろいろ変わっている。例えばビット深度が32 bit float固定になっていたり。他も確かめてみたい。
ヘッドフォンの出音聴いてみた。うん。音はいいんだけど、スピーカーと同様に濃密系で好みではないかな。マイクのテストはペンディングで(笑)
オーディオ周りは、2016以降DACが2系統搭載されています。これの意味することは、ヘッドフォンをつないだままスピーカーに切り替えて聴くなんてことができるということです。
レイテンシ低すぎい! サンプルレート44,100 kHz、バッファサイズ128で出力4.8 ms、ラウンドトリップ11.1 ms(内蔵スピーカー)。
ヘッドフォン接続時は、出力5.9 ms、ラウンドトリップ12.2 ms。
CPUメーターが16個もある(笑) 試しに、13インチ(Early 2015)ではフリーズしないとプツプツいっていた40トラック以上あるLogic Pro Xプロジェクトを全開にして再生してみました。余裕でまだ余裕あります。
アプリケーションの起動も速いです。それでいて、ファンは普段とても静かです。
言い忘れましたが、Catalinaであることを除けば「買い」です。
環境移行
移行アシスタントはゴミファイルも移してしまうので手動でやりました。こういう作業結構好きなんですよ…とか言いつつめっちゃ大変でした!!
Thunderboltケーブルがあるならターゲットディスクモードでやればいいと思うんですけど、持っていないので悩みました。最初AirDropを試したんですが、(おそらく)Wi-Fi Directなので結構速かったです。でも、作成日時が変更日時と同じになってしまうのでやめました。結局、地道に外付けHDDを使ってコピーし、選別しました。
アプリケーションは、使わないのを外し、以下のものなどをインストールしました。
- Avast:セキュリティ
- VLC:メディアプレーヤー
- AppCleaner:アンインストーラー
- FireFox:ブラウザ
- ImageOptim:画像最適化
- CleanMyDrive 2:.DS_Store削除
- Prefs Editor:plist編集
- Parallels Desktop:Windows仮想化
- Logic Pro X類(後述)
- Amphetamine:スリープ抑制
- IINA:メディアプレーヤー
- プリンタドライバ
- スキャナドライバ
- XLD:CDリッパー
- Avidemux:動画編集
- iTerm:ターミナルエミュレーター
- Visual Studio Code:テキストエディタ
- Seashore:軽量版GIMP
システムとアプリケーションの設定は目コピで。
Logic Pro X周りですが、キーコマンド、プリセットなどはミュージックフォルダにある「Audio Music Apps」フォルダをコピーしておけば引き継げます。プラグインは、記事執筆時点で公式にはサポートされていませんでしたが以下のものは動作を確認しています。
- Xpand!2
- Little Plate
- ISOL8
あとは、DockやLaunchpadを自分好みに。
ターミナル周り
デフォルトシェルがzshに変わったので、私も転向します。(シェルスクリプトはbashから変えなくていいかな。)
とりあえずbashから設定をコピー。あとから修正していきます。
cat ~/.bash_profile > ~/.zprofile
cat ~/.bashrc > ~/.zshrc
まず、.bash_profileにあった.bashrcを読み込む記述を削除。zshでは.zshrcも順番に読まれるので、同じような記述は必要ありません。
いらない
if [ -f ~/.bashrc ]; then
. ~/.bashrc
fi
プロンプトの表記法が違うので変更。
.bashrc
export PS1='\n👉\[\e[1m\]\t \D{%m/%d %a} \[\e[34m\]\h:\w\[\e[0m\]\n$(print_envname)\$ '
.zshrc
PROMPT="
👉%B%* %D{%m/%d %a} %F{blue}%m:%~%f%b
$(print_envname)%# "
ここで、$(print_envname)
はVirtualenvのディレクトリ名を表示する以下のような関数です。
.zshrc
export VIRTUAL_ENV_DISABLE_PROMPT=1
print_envname() {
local env_name=$(basename "${VIRTUAL_ENV}")
if [[ -n "${VIRTUAL_ENV}" ]]; then
echo "(${env_name}) "
fi
}
これで、プロンプトが以下のようになります。
👉21:00:00 11/27 水 machine:~
(venv_name) %
以下は、上から、ディレクトリ名を入力するだけで移動できるようにする設定とcd -
とタイプしてからtabキーで移動したディレクトリの履歴を補完する設定です。
.zshrc
setopt auto_cd
setopt auto_pushd
次は、.inputrcのset completion-ignore-case on
に相当する設定です。
.zshrc
zstyle ':completion:*' matcher-list 'm:{a-zA-Z}={A-Za-z}'
autoload -U compinit
compinit
とりあえず最低限としてこんなものかと。
設定の反映はexec zsh
。source ~/.zshrc
だと、削除した設定が残ってしまうらしい。
zshすごいです。キーボードクラッシャーのごとくtabキー叩いているだけでなんとかなって(補完して)しまう。
Homebrewは、とりあえず以下のパッケージを入れました。
brew install exiftool ffmpeg media-info pipenv pyenv python rsync tree unrar

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